はじめまして。ご覧くださりありがとうございます。

　私は春に生まれました。当時、父が記念に牡丹の花を植えてくれたので、誕生日の頃は庭に咲く牡丹を眺める習慣ができました。 春先の庭は、動植物の豊かな生命力に溢れています。私にとっては、一年の中で最も自然界とのつながりを感じさせられる時でした。 不思議なもので、その牡丹があることで庭と自分自身の体とが繋がっているような感覚になったものです。

　私はこの四月一日庭で、皆さまがご自身のお身体と向き合い、理解して、ご自身で手当てができるようにお手伝いしたいと考えております。庭には季節によって様々な出来事が起こります。良いことも悪いことも、都度手入れしながら全て糧にして、その庭ならではの生命の循環を育んでいきます。それはとても豊かで確かな生の営みです。

　身体が不調をきたしているときは、自分の身体を突き放してしまうことが多いのですが、ご自身の身体とも庭と同じようなつきあいができるように、もしくは、そう思える視点をご提供できたら幸いでございます。

　どうぞ、ご自身の豊かな庭を育ててくださいませ。